ハクジラの特徴
ハクジラの特徴をオキゴンドウを例にみてみましょう。
歯がある
歯はエサ生物を捕まえる時に使うだけで、かみ砕くことはなく丸のみにして食べます。同じ形をしている歯は、一生生え変わることはありません。
魚やイカの仲間を食べる
エサ生物を一匹一匹捕まえて、丸のみにして食べます。
噴気孔(鼻の孔)は1つ
ハクジラの鼻の孔は頭の上に1つだけ開いています。鼻の孔から続く鼻道と呼ばれる管には音波をだすことのできる部分があります。
エコロケーション(反響定位)能力をもつ
鼻から超音波をだして、はね返ってくる音波を受け取り、自分の位置やエサ生物、敵の存在を認識しています。頭の骨には、メロンという音の方向などを調節するための脂肪の塊がのる「くぼみ」があります。
①
鼻道につながっている、いくつかの袋へ空気を出し入れすることによって音をだす。
②
鼻道で出された音は、音を通しやすい脂肪層(メロン)を通ることで大きくなり、外へだされる。
③
障害物にあたった音は、下あごの骨を通って耳に届く。
④
音の強弱や方向などから、位置や大きさをわりだす。